スーツケースの容量は、内側の「幅×高さ×奥行き」を測り、3辺を掛けて1,000で割ると、おおよそのリットル数を求められます。ただし、角の丸みや仕切り、ポケットなどで実際に荷物を入れられる量は計算値より少なくなるため、正確な容量を知りたい場合はメーカー表示も確認してください。
スーツケースの容量を測る基本の方法
次の順番で、スーツケースの内寸を測ります。
- スーツケースを空にし、ファスナーや留め具を開けます。
- 内側の幅、高さ、奥行きを、メジャーでセンチメートル単位で測ります。
- 幅・高さ・奥行きを掛けます。
- 計算結果を1,000で割ります。
計算式は次のとおりです。
容量(L)=幅(cm)×高さ(cm)×奥行き(cm)÷1,000
容量の計算例
仮に、スーツケースの内寸が幅35cm、高さ50cm、奥行き20cmだった場合は、次のように計算します。
35×50×20÷1,000=35L
この場合、直方体として計算した容量は約35Lです。ただし、実際のスーツケースには角の丸みや内装、仕切りがあるため、荷物を入れられる実容量は35Lを下回る可能性があります。
測るのは外寸ではなく内寸
スーツケースの容量を求めるときは、基本的に荷物を収納できる内側の寸法を使います。外寸には本体の厚み、キャスター、ハンドルなどが含まれるため、容量の計算にはそのまま使えません。
| 測る寸法 | 容量計算への使い方 |
|---|---|
| 内側の幅 | 荷物を横に並べられる長さ |
| 内側の高さ | 荷物を収納できる縦の長さ |
| 内側の奥行き | 荷物を重ねられる深さ |
| 外側の3辺 | 容量ではなく、持ち込みや預け入れのサイズ確認に使う |
左右に分かれるタイプは、片側だけを測って2倍にするよりも、内側全体の幅・高さ・奥行きを測るほうが計算しやすい場合があります。中央の仕切りやフレームが収納スペースを分けている場合は、その部分を除いて測ります。
形が丸いスーツケースは容量がずれやすい
スーツケースは完全な直方体ではないため、内寸の3辺を掛ける方法はあくまで目安です。特に、次の部分は計算値と実際の収納量に差が出る原因になります。
- 角や側面の丸み
- 内側の布地やクッション材
- 仕切り板や固定ベルト
- フレームやファスナー部分
- 内側のポケット
- 拡張機能の有無
丸みが大きい場合は、幅・高さ・奥行きの最大値ではなく、荷物を入れられる範囲の長さを測ると、実際の容量に近づきます。ただし、細かく測っても完全に正確な数値を出すのは難しいため、商品ページなどに容量が記載されている場合は、その数値を優先するのが一般的です。
拡張機能付きは通常時と拡張時を分けて測る
ファスナーを開いて厚みを広げられるスーツケースは、通常時と拡張時で容量が変わります。どちらの状態で使うかを決めてから、奥行きを測ってください。
たとえば、通常時の奥行きが20cm、拡張時が24cmなら、幅と高さが同じでも計算上の容量は変わります。拡張部分は収納量を増やせますが、使用時の外寸も変わるため、移動や利用先のサイズ条件がある場合は別途確認が必要です。
メーカー表示の容量と計算値が違うとき
メーカー表示の容量と、自分で内寸から計算した容量が一致しないことはあります。主な理由は、メーカーが収納スペースの形状や内部パーツを考慮した方法で容量を算出している場合があるためです。
比較や購入のために容量を確認するなら、次の優先順位で判断すると分かりやすくなります。
- 商品説明に記載された容量を確認する。
- 容量の記載がない場合は、内寸からおおよその容量を計算する。
- 複数のスーツケースを比べるときは、同じ方法で内寸を測る。
- 仕切りや丸みが大きい製品は、計算値だけでなく収納部分の形も比べる。
外寸を測る場合は容量と分けて確認する
飛行機への持ち込みや預け入れなどでサイズを確認する場合は、容量ではなくスーツケースの外寸を測ります。外寸は本体だけでなく、キャスターやハンドルなどを含めるかどうかが条件によって異なるため、利用する航空会社やサービスの規定に合わせて確認してください。
容量を知りたいときは内寸、利用できるサイズを確認したいときは外寸と覚えると、測る場所を間違えにくくなります。
スーツケースの容量を測るときの要点
スーツケースの容量は、内側の幅・高さ・奥行きを測り、「3辺の積÷1,000」でリットルに換算します。計算値は目安なので、角の丸みや仕切りがある場合は実際の収納量が少なくなることがあります。
正確さを重視するならメーカー表示を確認し、表示がない場合や複数の商品を同じ基準で比べたい場合に、内寸から計算してください。







